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医薬品試験にDSCとTGAが使われる5つの理由



熱分析装置は、分析、開発、製剤やQCラボで多く見かけます。なぜこの熱分析装置は広く使用されているのでしょうか?


理由1:広い応用範囲


DSC(示差走査熱量測定)は、API、賦形剤、製剤、または包装材料の物理化学的特性(溶融範囲、ガラス転移温度、比熱容量)の特性評価、多形現象、物理的成分間の相互作用の研究に適しています。また、混合物(適合性)、プロセス誘起変換(PIT)や物質の共晶純度を決定します。 熱重量分析(TGA)は質量損失を定量的に検出するため、組成分析、熱分解中のサンプルの挙動の研究、または熱安定性の推定に最適な方法です。 さらに、熱解析データに基づいて速度論的評価を実行できます。このようにして、異なる環境条件であっても、Kinetics NEOを使用した製剤の熱安定性から医薬品の有効期間に関する最初の情報を得ることができます。 TGAとガス分析システム(FT-IRやGC-MSなど)の組み合わせを使用すると、加熱中にサンプル材料から発生するガス種を特定し、質量損失の背後にあるプロセスを解明することができます。


理由2:最小限の労力でサンプルの調製が可能


ほとんどのサンプルはそのままで使用できます。消化、抽出などは必要ありません。粉末サンプルはサンプル容器に入れるだけです。 DSC測定では、粉末を圧縮してサンプル容器底面との良好な接触を確保することがさらに有用です。


理由3:使用するのはごく少量のサンプルのみ


熱分析実験を設定するには、通常、数mgのサンプル(固体、半固体、または液体)で十分です。したがって、DSCおよびTGAは、サンプル量が限られている開発の初期段階または製剤前段階に最適です。


理由4:速いだけでなく意味のある結果


熱分析実験の一般的な加熱速度は10 K / minです。ただし、最新の機器では、0.1〜数百K / minの加熱速度を実現できます。物質の加熱が1回だけ必要な場合、DSC測定は約30分で終了します。NETZSCH Proteus®ソフトウェアは、測定が完了した直後にサンプルの動作の概要を取得するのに役立ちます。


理由5:すでに医薬品試験用に確立された測定法


DSCおよびTGA両手法は、すでにUSP、EP、日本薬局方など医薬品の試験方法として確立されています。

 

 

5 Reasons Why To Use DSC and TGA for Testing Pharmaceuticals


この記事はNETZSCH Thermal Analysis Blogを翻訳・一部改変したものを掲載しています。

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