Proteus Protect! 端和初のブログ | netzsch 熱分析の最先端

Proteus Protect! 端和初のブログ

2019.05.29


皆様大変ご無沙汰しております。篠田のブログです。
前回のブログで新元号の予想が完全に外れたのにショックを受けて、ブログ更新をサボっておりましたが、社員のクレームを受けて再開させて頂きます。

ついに新しく、端和の時代が始まりました。いえ、端和ではなくて令和ですね。
新元号そうそう、「キングダム」ネタのボケです。長澤まさみ扮する、美しき山界の死王、揚端和。実写版キングダム公開中!皆さんはもうご覧になりましたか?キングダムで敵役のボスキャラと言えば、李牧。「史記」において、司馬遷は、「守戦の名将」と位置付けています。作中で、後の秦の始皇帝、嬴政と李牧は、中華統一をめぐって論戦をくりひろげるのですが、どう考えても李牧が正しい。ということで、今回は「守る」のがテーマです。
一応肩書だけは、会社の社長なので、全商品を多少とも把握している必要があると考えております。良きにはからえ、と自らのたもうのは、忘年会や慰労会のときだけであります。そこで社員の隙をみて、装置に手を出すわけですが、その中でもマイブームというのがあります。熱伝導率測定のいろいろなネタは常にマイブームなのですが、他にも、さわって面白いものもいろいろあります。

その中で、最近NETZSCH社が出したソフトウェアで、その名も“Proteus Protect”「守る」Proteus というのがあります。
何から、「守る」のか? 一言でいうと、データの改ざんから守ります。

昔から、データの改ざんが明るみに出ると、企業にとって莫大な金銭的な損失に併せて、企業イメージも傷つきます。寧ろ後者の方が深刻と言えましょう。
そして、新聞などの記事からは、内部告発という形で明るみに出るケースが多いように思います。意図した改ざんでなくても、失敗した測定の棄却という形で処理されていたかもしれない。そうなると、管理者側としても対策は難しくなります。

このようなお客様のリスクを、熱分析装置メーカーサイドから軽減することはできないか、それを一つの目的として最近弊社で開発されましたのは、”Proteus Protect” ソフトウェアです。もちろん、お客様にデータの改ざんはあり得ませんが、システム上それができないようになっている事が必要なケースもあるかもしれません。

これは、本来、21 CFR Part11 対応の熱分析ソフトウェアとして開発されました。(今でもメインはそうですが)医薬品の分析に携わられている方々は、皆さまご存知の事と思います。
まず、過去の履歴をたどることができます。誰がいつ、何をしたのか、ソフトウェアが自動的に残してくれます。装置が急に調子が悪くなって、(君、もしかして装置触った?)なんてパワハラまがいの発言をしなくてすみますね。
オーディットトレイル(監査証跡)と呼ばれるもので、Proteus Protect では、Audit Trails Viewer で確認することができます。
次に役割分担の明確化。誰は何をできて、何をできないか、明確に細かく設定することができます。アクセスのコントロール、というのでしょうか?
Proteus Protect では、Proteus Managementというソフトウェア で、31項目細かく設定可能です。データの削除、上書きは、もちろんできません。ただ、失敗したり、不要な測定結果も保管したりしておかなければならないので、管理が大変です。その辺りの工夫もされております。
意外と気にいっているのが電子署名で、ソフトウェアのライセンスは装置ごとに付随しておりますので、別室のマネジャーの部屋のPCに複数インストールしても追加のコストはかかりません。

使ってみたところ、Part11対応だと、がちがちのソフトで使いづらいのかなという先入観から、大分開放されました。DSCやTG-DSCだけではなく、熱膨張計などでの使用できるようになっております。海外ですと、医薬品でなく、品質管理におけるセラミックの膨張率測定など、工場で使用している場合もあるようです。

これから激化する、生き残りをかけての競争には、守られている、ということが重要だと思います。転ばぬ先の杖、Proteus Protect! ご興味が御有りの方は一度お問合せ下さい。

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