産総研発ベンチャー株式会社PicoThermが子会社に/5G時代の熱問題解決の切り札

2020.11.09

 

こんにちは。ネッチ・ジャパンの篠田です。

 

今週は、幕張メッセで11月11日(水)~13日(金)の間にJASISが開催されます。弊社も例年通出典させて頂きます。コロナ下ではございますが、今回はいろいろと目玉がございます。

 

 第一に、本年3月にユーザーの皆様にマルバーン、ネッチの連名でお知らせさせて頂いた通り、NETZSCH社がマルバーン社のレオメーター事業(回転式レオメーター、キャピラリーレオメーター)の事業を継承致しました。
 これを聞かれて、ネッチのことをご存じの方は驚かれたのではないかと思います。ネッチというと熱分析業界ではセラミックスや金属の比較的高温のアプリケーション、レーザーフラッシュアナライザーなどの熱物性測定装置が良く知られておりますが、ネッチさんもレオメーターも始めますか、という反応も多かったようです。いえいえ、それは十年以上前の話で、ネッチ社もポリマー業界にも結構浸透しておりまして、あと扱っていないのはレオメーターくらいかな、というところまでお陰様で拡大して参りました。
そうはいっても、我々日本法人も最初は寝耳に水でした。それに加えて、コロナや外部からのサイバー攻撃で対応が遅れ、ご迷惑をおかけしてしまったお客様もおり、大変申し訳ございません。ようやく横浜のラボもデモ機を設置し、鋭意努力しております。

 

 第二に、ドイツのTaurus社といって、発火試験装置、特殊なGHP(試験体の使用状況に合わせて回転ができて、大サイズも測定可能)を扱っている会社の事業取得です。これにつきまして、おいおいご紹介させて頂きます。

 

 そして、今回ご紹介申し上げたいのは、産総研発ベンチャー 株式会社PicoThermの子会社化です。
経緯の詳細につきましては弊社ウエブサイトのプレスリリースをご覧頂きたいのですが、同社が製造しておりますのは、一言で申しますと、超高速レーザーフラッシュアナライザーです。NETZSCHのフラッシュアナライザーLFA467 HyperFlash も試料厚み数十μm~数㎜のバルク測定の世界では最速ですが、PicoThermの製品の測定対象は、材料にもよりますが、数nm~数μmで電子デバイスの領域になります。ここ1~2年、5Gの関係で急にこの製品の販売台数が増加して参りました。(ついこの間、幕張メッセでの5G/IoT通信展に行って参りましたが、コロナ下もなんのその、きわめて盛況でした。)
事業拡大につれて、販売サポート体制強化のために、NETZSCHの子会社になって頂きました。コアとなるのは、産総研で開発されました、「パルス光加熱サーモリフレクタンス法」と呼ばれる技術で、薄膜の熱物性を評価するのに、これ以上信頼性の高い技術はないといっても過言ではないと思います。未来のナノテクノロジーの分野で、日本発の技術が世界に貢献するのは、私としても大変嬉しいことです。

 

そんなこんなで、新しいトピックには事欠かない今回の出展となりました。

 

JASIS会場におきまして、弊社ブースに起こし頂くのをお待ち申し上げております。

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