欧州秘境の旅
皆さん、こんにちは、ネッチ・ジャパンの篠田です。
つい先日、2週間の海外出張から帰って参りました。行先はポルトガルのESTORILというリゾート地(オフシーズン)でのマネジャー会議と、翌週のオーストリア技術サービスの旅です。ESTORILに仕事にいくと言いおいて出張に出たわけですが、残された社員はさっそくGoogle Mapsで検索して、羨ましがるわけです。社長にはもったいない、というもっぱらの噂でした。確かにこんな感じでした。
こんなところにマネジャーが集まって何をやるかというと、将来の熱分析市場の動向を見据えて、会社のマーケティング、営業方針を決定するわけですがそれはそれで有意義でした。会議には、R&Dのマネジャーも来ておりましたので、とっつかまえて臨時開発会議もしました。こちらの方がもっと面白かったです。今、熱物性測定で新しい波が起きている気がいたします。
それとも若干関係はあるのですが、翌週は、単身オーストリアへ。
半年前のPicoTRのアップグレードが大変うまく行きまして、お客様は大喜びだったのですが、さらにいといろとやりたいことがあって、そのためのアップグレード。これも成功しまして、ご褒美に近隣のちょっとした観光にもつれていってもらえました。担当の方は金髪の美しい女性なのですが、半年前にはイベリア半島の某研究所でそこのTDTRを使って研究をしていたこととのことでしたが、これが光学遅延で調整が大変なこと、大変なこと。データを2回もとるとすぐに再調整が必要になるそうで、帰ってきてPicoTRの電気遅延のありがたみを再認識されたとのことです。
つれていってもらったのは、秘境の湖、leopldsteinersee というところでした。
静かな湖畔を歩きながら、きっとこの湖にまつわる伝説があるに違いないと思って聞いたところ、やはりこんな話がありました。
昔々、漁師が湖で魚を漁っていると、網に「半魚人」がかかった。漁師が殺そうとすると、「殺さないでくれ、そうすれば、三つの願い事のうちの一つをかなえてやろう。」と言った。(よくあるパターンですね)「一つ目は、1年間の金。二つ目は3年間の銀。三つめは永遠の鉄」漁師は3つ目の願い事と取り、それ以来レオーベンはヨーロッパでも有数の鉄鉱石の産地となった。
とのことです。これが半魚人ではなく、美しい人魚だったら、殺すどころかお土産をつけて湖に返していただろうから、鉄鉱石の産地にはなれませんでしたね。私も、日本にも似たような話があるといって、コノハナサクヤ姫とイワナガ姫の話をしたのですが、考えてみると全然似たような話ではなかったですね。。選択が、後の世に重大な影響を与えたという意味で、最初は似てると思ったのですが…。
ちなみに、半魚人からの贈り物に対する、AIコミュニケーションツール“ChatGPT”の回答は以下の通りです。
「この話は一種の知恵の試しであり、正解はないことが多いですが、一般的には、永遠の鉄を選択することが推奨されます。
なぜなら、金や銀は時間とともに価値が変動する可能性があり、また、限られた期間しか持続しないため、その後には何も残りません。一方、永遠の鉄は長期的な価値を持ち、時間の経過による価値の低下が少ないため、最も価値のある選択肢であると言えます。
ただし、この話はあくまでも架空のものであり、現実世界での選択には多くの要因が関係してきます。」
AIなしで、最適解を出した漁師、ナイスです。
日本に神話に対する“ChatGPT”のご託宣は以下の通りです。
「この伝説にはいくつかのバージョンがありますが、一般的には邇邇芸命は見かけの美しさに惑わされ、内面の美しさや素晴らしい能力を持つ石長比売の価値を見逃してしまったとされています。そのため、邇邇芸命が内面の美しさを大切にし、表面的な美しさだけに惑わされないようにすることが教訓とされています。また、すべての人々を平等に大切に扱い、差別や偏見を持たないことが重要だということも示されています。」 う~ん、優等生過ぎて何かつまらないですね。
皆様もオーストリアの奥地に行く機会がございましたら、一度この湖を探してみてください。
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(このご案内文章を“ChatGPT”で作成しておりましたら、担当者に怒られました。)