ハイエントロピー合金

2024.03.01

こんにちは、ネッチ・ジャパンの篠田です。
今回は小ネタとして、LabVIEWで解析ソフトをつくる、です。LabVIEWというと、計測装置を制御するプログラミングソフトとして有名ですが、意外と解析ソフト単体としても強力です。また、2次元、3次元の熱のシミュレーションソフトとしても使えます。あくまで趣味ですが。もちろん市販のソフトや、わが社の熱分析ソフトを使用すれば事足りるのですが、DIY精神が最近はソフトにも向いたというところでしょうか、「門より入るは家珍に非ず」です。

 
最初は、マセマの数値計算の教科書から始めたのですが、何とBASICで書かれていて、これをLabVIEWに翻訳で翻訳していきました。面内熱拡散率のスリットホルダーの温度上昇をシミュレーションして、我ながらおおーっつといいつつ、それで済ませればよいものを、ノートPC持ってラボに見せに行く、という社員にとって、はなはだ迷惑なことをやっています。LabVIEWは解析のVIもはなはだ充実していて、ベースライン補正やピーク検出はもちろんのこと、任意関数での非線形回帰計算も、鏡像法から始めてかなり複雑な関数でもできてしまいます。

 
弊社のラボでは、定期的にテーマを決めて勉強会をしておりますが、一度これを披露させて頂きました。何年か後には、いっぱしのソフトウェア技術者になっていることでしょう。老後の備えです(笑)
あと、面白そうだと思いますのは、VRソフトのプログラミングができるUnityです。以前のブログに書きましたように、Metaquestは持っていますが、いかんせん、海外ソフトがほとんどで、日本人の琴線にふれるもの(あっても有名なのは“VRカノジョ”ぐらい。。私はやりませんが)が寡少なので、いつか作ってみたいと。。
それはともかく、LabVIEWで熱のソフト、シミュレーションを自作してみるのはおすすめです。とても相性が良いのではないかと思います。熱の流れを視覚化シミュレーションするのは、熱測定の上達につながると思います。

 
シミュレーションといえば、私は先にゲームを連想するのですが、HOI4、つまりHearts of Iron 4 が我が家ではHOTです。いろいろな分岐点での歴史の選択、限られたリソースを何に優先して振り分けるかで、国家の未来が左右されます。すなわち、経営シミュレーションとしても役立ちます。(本当かよ!)
先日バルセロナ(サグラダファミリア行って参りました)でネッチ社の各国のマネジャー会議があったので参加しましたが、実績トップの中国の社長が稲盛和夫氏の著書を日々読み込んでいたのには感銘を受けました。
孫子を座右の書とし、HOI4で経営戦略を練る、わがネッチ・ジャパンの社長と大違いです。ただしHOI4は中国では発禁なんですよね。 歴史好きにシミュレーションゲームを与えると確実に時間が溶けます。
HOI4で、欧州の戦いで国と国が複雑に入りまじる状況は、なにやら多成分の合金系にも似ているものがあります。国境線は相境界のごとく、民主主義を弾圧する方針を掲げると、そこかしこにレジスタンスが発生して、そのさまはまさしく今流行りのハイエントロピー合金です。社員に、「君の頭の中もハイエントロピーだろ?」という名(迷)言を吐いてしまいましたが、これはコンプラ的にOUTかも知れません。

 
 壺中天の故事のごとく、つらい浮世の荒波越えて、日本と世界にせまりくる恐怖のシナリオ感じつつ、シミュレーション世界に逃避する今日この頃です。ついでに書きますと、以前のブログを見ると、今のような底知れない恐怖感を感じたり、夢に見たりして現実逃避したくなるのは(もちろん実際には逃げませんが)、だいたい大地震の二~三ヶ月前かな、と思います。昨年十月は2回の床上にせまる津波でしたが、一月に見た夢は都市直下型地震。家具の固定、消火器の充実はもちろんのこと、ローカルで、がれきなどを迅速に撤去する設備は必要なのではないかな、と思います。

 

今後ともネッチ・ジャパンをよろしくお願い申し上げます。

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