AM技術

2024.04.08

こんにちは。ネッチ・ジャパンの篠田です。

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし、世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」、と方丈記の一節にございますように、会社と社員の関係も、来る人がいて、去る人がいる、そんな季節となりました。「知らず、生まれ死ぬる人、いずかたより来りて、いずかたへか去る」、もちろん、現代社会では履歴書というものがあって、どこから来たのか知らない社員はいないわけです。面接で、俺の過去を聞くな、とすごんだ方はさすがにおりません(笑)

 
ただ、去りし方は解らない。もちろん、ご家庭の事情などで転職される方もおられて、そういう場合は、転職後もご挨拶に来て下さいます。転職後も元の会社、社員にあいさつに来れるような転職をする、そういう方は新天地でも成功しているように見受けられます。大切なのは、ご縁のある限られた時間の中で、お互い一生懸命になって何か良い仕事を成し遂げる、あとでその時をお互いに感謝し合える、ということではないかと思います。

 
 さて、前回ブログの題は「ハイエントロピー合金」でしたが、すみません、これは羊頭狗肉、中身はHOI4でした。ただ、詭弁ながら、HOI4や光栄の信長の野望(ファーストからやっています)、三国志の地図を見ても、この国同士が錯綜して入り混じる様相は、ハイエントロピー合金だなあと思います。

 
 因みに、これも含んだAM(Additive Manufacturing)研究会、という大きな研究会がありまして、私の理解では、金属のみならず、セラミックス、ガラス、高分子、生体物質、それらの複合材料を広く取り扱った研究会で、近く学会として発足すると思うのですが、何とわがネッチ・ジャパンもゴールド会員とならせて頂きました。賛助会員にならせて頂くにあたって、阪大の中野先生に大変ご多忙な中、直々に研究室をご紹介頂いたのですが、近年の3D印刷技術には目を見張るものがありました。バッテリービジネスが進展著しかった初期より、いち早く熱的な評価装置を世に出してわが社も恩恵にあずかることができましたが、このAM技術進展の「流れ」にも取り残されないよう、わが社も努力したいと思います。

 
 おそらくは、普及のネックとなるのはコスパの問題、お金にはかえられないもの、医療や安全、宇宙(slimで実証済み)、原子力、防衛関連ではないかと思います。いろいろなネタが思い浮かびます。ニューマテリアルあっての評価装置ですので、今後の市場拡大を期待してやみません。

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