断熱材熱伝導率計(HFM/GHP)

熱拡散率と熱伝導率は、材料や構成部品の熱伝達特性を表わす最も重要な熱物性パラメーターです。熱伝導率は非常に重要な熱物性で、断熱材は定常法によるヒートフローメーター (HFM)で測定でき、耐火材や真空断熱材は保護熱板法(GHP)で測定できます。
NETZSCHは、幅広い温度範囲およびサイズをカバーする3モデルの HFMと2モデルのGHPを提供しています。

HFM 706Lambda Small 定常法熱伝導率測定装置

HFM 706Lambda Small
定常法熱伝導率測定装置

【特長】コンパクトな卓上型で、小型断熱材やラボ試料の熱伝導率を高精度に測定可能。最大203×203×51 mmの試料に対応し、0.007~2 W/(m·K)の範囲をカバー。ペルチェ素子と外部チラーで安定した測定を実現し、SmartModeソフトで自動解析も可能。

【仕様】試料サイズ:最大203 mm × 203 mm × 51 mm
熱伝導率範囲:0.007 ~ 2 W/(m·K)
用途:小型の断熱材やラボ用試料の測定に最適
設置形態:卓上型

HFM 706Lambda Medium 定常法熱伝導率測定装置

HFM 706Lambda Medium
定常法熱伝導率測定装置

【特長】中型試料や建材に適した卓上型。最大305×305×105 mmの試料を測定可能で、0.002~2 W/(m·K)の範囲をカバー。精密温度制御とSmartModeソフトで効率的な測定が可能。

【仕様】試料サイズ:最大305 mm × 305 mm × 105 mm
熱伝導率範囲:0.002 ~ 2 W/(m·K)
用途:中型の断熱材や建材、産業用試料の測定に適応
設置形態:卓上型

HFM 706Lambda Large 定常法熱伝導率測定装置

HFM 706Lambda Large
定常法熱伝導率測定装置

【特長】大型試料や産業用部品、建築資材向けモデル。最大500×500 mmの試料に対応し、0.001~0.5 W/(m·K)の低熱伝導率も測定可能。移動可能フレームと精密温度制御で高精度測定を実現。

【仕様】試料サイズ:最大500 mm × 500 mm(試料による)
熱伝導率範囲:0.001 ~ 0.5 W/(m·K)
用途:大型の断熱材や産業用部品、建築資材の測定に最適
設置形態:移動可能な金属製ベースフレーム(オプション)

HFM 446 Lambda Series 定常法熱伝導率測定装置

HFM 446 Lambda Series
定常法熱伝導率測定装置

【特長】断熱材等の熱伝導率を計測する定常型熱伝導率測定装置。-20~90℃までの熱伝導率評価を可能とし、室温の測定は、わずか15分以下で評価可能です。

【仕様】温度範囲:-20~90℃
熱伝導率測定範囲:0.002~2W/(m・K)
サンプルサイズ:203 mm x 203 mm (Small)、305 mm x 305 mm (Medium)

TCT 716Lambda 熱伝導率測定装置

TCT 716Lambda
熱伝導率測定装置

【特長】TCT 716Lambdaは、従来のHFMよりも小さく、LFAよりも大きい最適な寸法の試料の分析が可能なガード付き熱流計です。これにより、熱伝導率が低いものから中程度の均質材料や非均質材料(ポリマー、複合材料、ガラス、セラミック、一部の金属など)の調査が可能です。

【仕様】熱伝導率範囲:0.1 ~ 約30 W/(m·K)
熱抵抗範囲:0.001 ~ 0.030 m²·K/W
温度範囲:-10℃ ~ 300℃
試料サイズ:直径50.8 mm(2インチ)、高さ31.8 mm(1¼インチ)まで

GHP 456 Titan® 保護熱板法(GHP法)熱伝導率測定装置

GHP 456 Titan®
保護熱板法(GHP法)熱伝導率測定装置

【特長】断熱材等の熱伝導率を計測する絶対型熱伝導率測定装置。-160~600℃までの熱伝導率評価を可能とし、測定の真空度調整機構により、真空断熱材などの真空度依存による熱伝導率測定も可能です。

【仕様】温度範囲:-160~600℃
熱伝導率測定範囲:0.0001~2W/(m・K)
サンプルサイズ:300×300×100mm×2
到達真空度:0.01Pa

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